つくるのは1回、使うのは40年。
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業務内容について発電所内の設備設計で守る、安全と使いやすさ。
モノづくりが好きだったため、漠然と機械製図を学んだ学生時代。エンジニアを目指すため、当社に入社しました。発電所内の設備の一部門の設計から始まり、様々な部署に飛び込んでは、知識やノウハウを身につけてきました。
今は発電所内の空調設備のダクト・配管設計および耐震設計に加えて、マネジメント業務にも携わっています。発電所内の設備設計では、安全性能において最上級グレードを求められますが、それをクリアしつつも、さらに実際に設備を使うお客様の視点に重点を置いた設計・施工にこだわりを持っています。
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技術の意義40年先までを見通し、設計思想を貫く。
発電所内の機械室の全体配置統括のような立場を任され、自部署だけではなく、関連する各設計部署にはたらきかけて「お客様がメンテナンスを含めて長い年月使いやすい機械室」というコンセプトのもと、方針を取りまとめました。それまでとは違う設計思想だったため、評価部門や工事部門からは「やりづらい」という声も上がりましたが、「つくるのは1回、使うのは40年」と説得し、設計通りの機械室が完成しました。
完成した現場を歩いた時に、苦労をかけた大先輩の現場監督から「お客様がよく考えて作り込まれてるって喜んでいて、自分も嬉しかった」と言ってもらえたことは今でも忘れられません。
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今後の目標未来の発電所設計へと進化する、そして高度な一般設備にチャレンジ。
今までは発電所内の設備に特化して設計してきましたが、過去に化学プラントや海外発電所に携わったときには、文化の違いを思い知らされました。同じように、街中に設置されるような一般設備は発電所内の設備とは設計思想に大きな違いがあります。
次世代の高度な発電所の設計を担っていく他にも、データセンターや大規模工場といった、一般建物の設備設計ならではの耐震性や強度制約の違い、それに見合う経済性の追求など、合理的な手法を学び、両者の利点を融合させることで幅広く世の中に貢献していきたいです。
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就活中の方へメッセージ
やりたい仕事が決まっている方は迷わず進めばいいと思います。しかし希望の職に就けない、やりたい仕事が今ひとつ分からないという方も大勢いるのが実情であり、自分だけがそうかと焦ることはありません。人生は始まったばかりで、本当に自分に合う仕事かどうかは簡単に分かるものではないのですから。
それでも実際に働いてみなければ何も分かりませんので、走りながら考えて、この道で熱くなれそうか、そうでなければ方向転換してみる、くらいの感覚で、今は将来の選択肢が多そうな会社を選んでおくのもひとつの手です。
どんな仕事をするにしても、仕事に対して実直に、「家族や恋人に誇れる」姿勢で臨めば、必ずや成功も喜びも得られると確信しています。
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